兵庫県尼崎市に、援助等が必要な高齢者様の 自分らしい生活をお手伝い致します。

特別養護老人ホーム はなみずき
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イベント / お知らせ

看取り研修を実施しました

12月5日、当施設では東大阪にある医療法人綾正会 かわべクリニックより、院長の川邉正和先生と看護師の川邉綾香さんを講師としてお迎えし、看取りに関する研修を実施しました。 川邉看護師による在宅医療での寄り添いの姿勢には、参加職員の胸が自然と熱くなる場面もあり、また川邉院長からは、施設における看取りをチームでどのように支えていくべきかについて、多くの学びと示唆をいただきました。短い時間ではありましたが、非常に濃く有意義な研修となりました。

■ 研修で学んだ主なポイント 1.
看取りは「誰かひとり」ではなく、チーム全員で支える


看取りは特定の職種・特定の職員だけが担うものではなく、ご本人を含め、関わる全員が主役であるという考え方を学びました。 議論の際には「正しさを揃えること」よりも「気持ちを揃えること」が大切で、入居者様を想いながらアイデアを出し合える空気づくりが重要であると教えていただきました。

2. ACPからALPへ ― 元気なうちに「自分の人生」を考える
研修では、従来のACP(アドバンス・ケア・プランニング)だけでなく、より前段階にあるALP(アドバンス・ライフ・プランニング)の重要性。 ALPとは、 「自分は何を大切にしているのか」「どのような人生を歩みたいか」 といった価値観を、本人・家族・支援者が元気なうちから話し合う取り組みです。 日々の生活の中で交わされる会話や小さな気づきこそが、ご本人の価値観を知る大切な手がかりであり、ケアの質向上につながるという視点を改めて学びました。

■ 今後の取り組み
今回の研修内容を踏まえ、当施設では次の点を進めていきたいと思いました。 ・入居初期からの何気ない会話を丁寧に記録し、ご本人の価値観・人生観を理解する取り組みの強化 ・看取りに関する話し合いでは、立場ではなく「その人を想う気持ち」を基盤にしたアイデアを出し合えるチームづくり ・入居者様とご家族が、穏やかで納得感のある最期の時間を迎えられる環境整備

■最後に
研修の締めくくりとして、 「出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える。穏やかなエンディングをみんなで」 という温かいメッセージをいただきました。 私たち職員一同も、入居者様が安心して生活できる“穏やかな場所”となれるよう、これからも学びを深めてまいります。

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